『偽愛の「ブラックスワン」は誰だ!?』


3月28日「土曜プレミアム・世界法廷ミステリー」で
昨年1月にモスクワで硫酸をかけられたボリショイ芸術監督襲撃事件の
真相に迫る!というドキュメンタリーが放送されました。

この事件の被害者はセルゲイ・フィーリン氏。手術を22回も行った今もなお視力が十分に回復していないそうです。
彼はDVD隔週バレエの『ファラオの娘』にも主役として出ており
現役時代はボリショイを代表する花形ダンサーでした。
その類まれなる才能を持ったダンサーがリニューアルした新ボリショイ劇場の芸術監督として
辣腕をふるっていた最中にこの悲報・・・・。胸を痛めたファンも多いかと思います。

数ヶ月後に実行犯と主犯のパーヴェル・ドミトリチェンコが逮捕されたのは
大きく日本でも大きく取り上げておりましたが、
その公判結果を軽く報道されただけでした。

今回のTVではその裁判について詳しく取り上げていた訳ですが

彼の恋人アンジェリーナ・ヴォロンツォワさんを
芸術監督であるセルゲイ・フィーリン氏が飼い殺しに近い状態で
役を与えなかった為の逆恨みというのは昨年の報道で誰もが知るところです。

驚いたのはその裁判でパーヴェル・ドミトリチェンコ被告が放った証言。

それは

セルゲイ・フィーリン芸術監督と関係を持った女性ダンサーが優先して
主役に抜擢されていたという彼の主張です。

これは・・・・

真偽はどうあれ凄いイメージダウンに違いありません;

そして法廷後の映像でパーヴェル・ドミトリチェンコ被告は笑っていました。

輝かしいバレエキャリアを投げ打ってまで、犯行を計画し、
証言台に立ってもなお被害者を貶めようとする。

彼を突き動かす闇はとても深いように思えます。

今回の騒動が起こる前にイワン・ワシーリエフとナターリア・オシポワがミハイロフスキーバレエ団へ移籍してしまったあたりから何か不穏な空気があったのかも知れませんね。
この騒動の後はスヴェトラーナ・ルンキナが誰かに脅迫されているとカナダへ行ってしまったり。

前回2012年日本公演での芸術監督はセルゲイ・フィーリン氏でした。パーヴェル・ドミトリチェンコ容疑者も
来日していたのです。

今年の12月公演のキャスティングはまだ未定ですが・・・夢のある舞台を見せてもらいたいものです。

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