西洋史の始まりとしてあまりにも有名なトロイ遺跡。
紀元前13世紀頃にこの地であった
トロイ戦争によってヒッタイトをはじめとする陸の民からギリシアへ覇権が移ったと伝えられています。
トロイの海岸線は４～５ｋｍ現在は後退していますが
このダーダネルス海峡周辺の海は海流が速く昔の船では
トロイの港へ一旦停泊して航海しなければ
航海に耐えられなかったそうです。なのでトロイは地中海交易の財が多く運び込まれる港として栄華を誇っていました。
◆昔の海岸線イメージ

◆↓遠くにうっすら海が見えます。

そんな交易の中継都市であった
トロイの富を狙ったのがギリシア（アカイア）の民！
栄えてはいるが比較的小規模なトロイは狙いやすかったのだと伝えられています。
遠くに海岸線が見えますが歩道の地面を見ると貝殻が沢山埋まっています。子供は潮干狩りのようだとうずくまって夢中になりそうでした（汗）
しかし通行の妨げになりますし、遺跡にそんな事をしてはとんでも
ないので速攻やめさせましたが
シュリーマンの心躍った気分がなんとなく理解できるような
そんな場所です。
世界遺産に登録されているせいかかなり整備されていました。
１時間～１時間半程度で回れる広さではありますが
かの有名なトロイの木馬も復元設置されていて
中に入ることも出来ます。
◆トロイの木馬

◆内部からの景色

◆しっぽ部分。風に吹かれてしなって・・・落ちてきたらと思うと怖い；
ビルで言えば４Ｆくらいの高さで
階段がかなり急傾斜。トロイはエオリア神の傘下で風が強いからでしょうか、木製なので中に入ってもミシミシと揺れていて
別の意味で「万一横転したら・・・；」という余計なスリルが味わえました。
トルコ全般に言える事ですが安全基準は日本と比較にならないほど低いです。簡単な柵でその下は断崖絶壁など当たり前なんで自己責任が試されると言いますかー、子連れとしては要注意です；
◆野外劇場；

◆トロイ遺跡の入り口の想像図

◆発掘された柱がまとめられています

◆見事な石組み

売店には金の月桂樹の冠ギリシアアクセサリー、お面、彫像など
沢山売られていました。トロイ遺跡の出土品レプリカはこの地でしか買えないものもあるので後で後悔しないようにしましょう♪