紀元前300年頃マケドニア貴族の結婚祝賀会メニュー「野うさぎのロースト」
【材料】「野うさぎのロースト」材料
野ウサギの背肉・・・1個
タマネギ・・・1個
オリーブオイル・・・適量
生のラヴィッジまたはセロリの葉・・・みじん切り
乾燥セイボリー・・・小さじ1
生または乾燥ヘンルーダ※写真の(フェヌグリークリーブ:FenugreekLeaves)で代用・・・小さじ2
セロリシード・・・小さじ1
アサフェティダ粉・・・小さじ1/2
赤ワイン・・・1と1/4
魚醤・・・大さじ2
黒コショウ・・・小さじ1
塩・・・・適量
【作り方】
①なべに湯を沸かしてウサギをさっとゆでる。(血が多いのでクサミを取るため)
②オーブン用のトレイに肉を移し、塩、コショウで味を調えオリーブオイルをかけて焼く。
③タマネギ、ヘンルーダ(フェヌグリークリーブで代用)、セロリの葉をみじん切りにし
他の香辛料と、ワイン、魚醤、オリーブオイル(大2)をまぜる。
④②に③をかけてオーブンで焼く。
⑤セロリの葉を散らす。
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このレシピはエジプト、オキシリンクスのパピルスに記載されていたギリシアの料理書から。
アレクサンダー大王が東方遠征で莫大な富を古代マケドニアにもたらした為、
マケドニア国内ではインフレが起こっていたようです。
ディアドコイ戦争で活躍した王たちはそのステイタスと外交手腕を示す為に贈り物を
多数用意しました。宴会に出された料理はもちろん、金や銀や青銅の皿、花冠、香水は全て土産になりました。
ただし結婚祝賀会でも男女の同席は許されず、この宴会の列席者は20人の男性です。
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ヒストリエを読んでいてよく食事のシーンが出てくるので
古代ギリシア料理ってどういう物だったのだろうか?と疑問が沸いてきました。
そんな訳で『古代ギリシア・ローマの料理の料理とレシピ』という本を参考に調理にレッツトライ♪
ちなみに上記の本は翻訳した文章とレシピのみで調理した写真の掲載は一切ないのです・・・;
実際に作ってみると
オーブン190度で1時間半との記載ですが昨今のオーブンの性能は上がっているので
そこまで時間をかけなくても大丈夫なのでは?と感じたり、国内にあまりない材料もありますので
取得可能で近しいスパイスを代用しアレンジしています。
作ってみた感想は2300年前の人って案外美味しいものを食べていたのだなぁと。
興味のある方はトライしてみてくださいね♪