ローザンヌ国際バレコンより遥かに凄い『ブノワ賞』日本人初で木田真理子さん受賞!


世界的なトップダンサーでさえも憧れる、輝かしい『ブノワ賞』。
ロシアのモスクワで1991年に主催されて以来、毎年発表され
プロのダンサーや振り付け師の中から前年度に優れた活躍をした者へ贈られる賞です。
この賞は国際ダンス連合が主催しており、現在はボリショイバレエ団芸術監督(元)ユーリー・グリゴロービッチ氏が代表です。

その権威ある賞にスウェーデン王立バレエ団の第1ソリストである木田真理子さんが日本人で初めて受賞したのです!!!これはとても凄いことです。
香港バレエ団のプリンシパル(最高位ダンサー)だった藤野暢央さんが2005年に邦人初でブノワ賞へノミネートされ、翌年にスペイン国立ダンス・カンパニー秋山珠子さんも続きましたが日本人の正式な受賞は前人未踏の偉業なのです。

ローザンヌ国際バレエコンクールはアマチュア向けの世界最高峰のコンクールですが
こちらは欧州やロシアで活躍している現役バレエ団の方々も多く対象になり
舞踊界版『アカデミー賞』と言われています。
過去の受賞者にはパリ・オペラ座バレエ団のシルヴィ・ギエム、ロシア・ボリショイバレエ団のミハイル・バリシニコフとバレエ史に名を残す人が多く獲得されているのがこの『ブノワ賞』です。
そして木田さんとの同時受賞者は米バレエ団の最高峰アメリカン・バレエ・シアター(ABT)のプリンシパル、ポリーナ・セミノオワ・・・(ユニクロの国内CMにも出演してますよね)とやっぱり凄いですね。
そして木田真理子さんはアメリカン・バレエ・シアター(ABT)プリンシパルの加治屋 百合子さんとは2000年のローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ同期でもありました。

木田真理子さんはスウェーデンの巨匠の振付家マッツ・エック氏の2013年の新作『ロミオとジュリエット』で
主役ジュリエットを見事に踊った結果が認められ、今回の審査でみごと栄冠に輝いたそうです。

日本でも是非観たいですね♪
【『ブノワ』賞のロミオ&ジュリエット】

【ブルーレイ版がamazonより発売↓】

【参考】スウェーデン王立バレエ公式HPはこちら

木田真理子

スウェーデン王立バレエ団第1ソリスト。大阪府出身。

1984年、 大阪府出身。4歳からバレエをはじめる。
     ソウダバレエスクールにてレッスン。
2000年、 第28回ローザンヌ国際バレエコンクール スカラシップ入賞。
2000年  サンフランシスコのバレエ学校へ入学。
2002年  カナダのバレエ団へ入団。
2004年  1月カイロオペラハウス(エジプト)ゲストダンサー。
2007年  高円宮殿下記念 ローザンヌ・ガラに出演。
2012年、 スウェーデン王立バレエ団に入団。
2014年、『ブノワ賞』受賞。

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