子供バレエ観劇用語


子供と観劇!バレエ用語

チュチュ

女性のバレエ衣装。大別すると「クラシック・チュチュ」「ロマンティック・チュチュ」の2種類。練習着はレオタードです。
クラシックチュチュはトウで立ち、バレエの技術が向上していくにつれて足の動きをより美しく見せれる様にロシアで進化していったもの。対して薄布を幾重にも重ね、スカート丈が長い「ロマンティック・チュチュ」は「ジゼル」や「ラ・シルフィード」等の幻想的なヒロイン役に用いられます。「人間ならざる者」というイメージを表現する為に衣装は「白」が基本です。
バレリーナ
一般的に女性ダンサーを指す言葉として使われていますが、厳密には主役級の女性ダンサーを指す言葉です。一般的バレエダンサーを指す言葉はダンスーズ(女性)、ダンスール(男性)です。
プリンシパル
主役級ダンサーを指す言葉。エトワール(etoile)、プリマバレリーナ(女性に対しての名称)と同意語。バレエ団によって言い方が異なります。
ファーストソリスト
準主役級ダンサーを指す言葉。プリンシパル、やエトワールなどの名称が無いバレエ団ではファーストソリストが最高位となる場合もありますが、英国ロイヤルバレエ団、パリ・オペラ座バレエ団、ボリショイバレエ団では準主役級の位置づけとなります。
定年
パリ・オペラ座バレエ団では42歳。英国では特に年齢制限を設けていない。ボリショイバレエ団でも40歳を超えるダンサーは少ない模様。
全幕
全てのストーリーを通して行われるバレエ。
全幕は2,3時間と長いものが多いので話しの部分のみ公演するバレエもある。
部分公演場合は(~幕)と書かれている。
ダンスール・ノーブル
男性、気品のある主役ダンサーを表し誉め言葉
バリエーション
「ソロ」と同じ意味。一人で踊るシーン。
パ・ドゥ・ドゥ
男女がペアで踊るシーン。「パ・ド・トロワ」が3人、「パ・ド・カトル」は4人。
コール・ド・バレエ
群舞で踊る大勢の人を指す。通称「コールド」。
ガラ
見せ場をピックアップしたダイジェスト版。「特別公演」という意味で海外では初日や最終日に行われる。
コーダ
演目の最後の締めくくりシーンの意味。
コリオグラファー
振付家を指す。
ソワレ
夜に上演される公演
マチネ
昼に上演される公演
マイム
踊りではなく話しを進める為の、演技シーンの意味。マイムの動きには意味がある。
キャラクターテール
主役ではないが個性的な役を一人で踊るダンサーを指す。=キャラクターダンサー。
ディヴェルティスマン
バレエの演目の中で本編と関係ない、余興の踊り。各国の踊りなどがそれ。
バレエ・ブラン
「白いバレエ」というフランス語の名の通り、ロマンテイック・チュチュのコールドが繰り広げる幻想的な場面、作品を指す。
クラシック・バレエ
過去の古典作品のバレエ。代表は「白鳥の湖」「くるみ割り人形」など。装飾が豪華で優雅な作品が多い。女性は「チュチュ」を着てトゥで立って踊る。
コンテンポラリー・バレエ

現代バレエ。1990年頃にフランスで発祥したと言われる。ダイナミックな踊りでモダンダンスの様に人間の内面の感情を表現した作品が多い。衣装はクラシックの対極でシンプルな傾向。クラシックバレエの様に「型」によるルール概念はなく、現在も発展し続けている。
モダン・バレエ
バレエのクラシックな型を基本にしているが、その型のみに捕らわれず自由な発想により崩した動きも入る創作バレエ。有名なのはモーリス・ベジャール作品等。
モダン・ダンス
従来のバレエから反旗を翻し、従来のバレエ型のない踊り。トゥ・シューズは履かず裸足で踊る。人間の心情の表現に重きを置いている。
1900年初頭、イサドラ・ダンカンが創出したと言われる。アメリカからヨーロッパに広まった。
フランス式バレエ階級
パリ・オペラ座バレエ団を筆頭とするバレエ階級制度の呼称。最高峰がエトワール(主役)。以下プルミエール(第ー舞踊手=ファーストソリスト)→スジェ(第二舞踊手=セカンドソリスト)→コリフェ(活躍の多い郡舞)→カドリーユ(郡舞)。エトワールは指名制でそれ以外は昇給の試験がある。国家公務員の待遇で定年は42歳。

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