- バレエ『コッペリア』のあらすじ
ポーランドのとある村が舞台。村一番の変わり者と言われる老人コッペリウス博士。博士の自宅2階バルコニーには本をいつも読んでいる美少女がいました。
彼女はコッペリアと呼ばれ、村の男性陣たちによって憧れの存在です。
もちろん村に住むスワニルダの恋人フランツも例外ではありません。いつもコッペリアを気にしているフランツに
やきもちを焼くスワンニルダ。ところがある日、ひょんなことからコッペリウス博士の家の鍵を拾います。
村娘が大勢で忍び込んでみると部屋の中は機械仕掛けの人形がわんさか!
窓辺の美少女コッペリアも実は等身大の人形だったのです。
人形たちを仕掛けで動かして大騒ぎになったところへコッペリウス博士が帰ってきました。
逃げ遅れたスワニルダはすかざすコッペリアの衣装を来て人形になりすまします。
そこへハシゴを登ってコッペリアに会いにフランツがやってきました。
フランツはコッペリウス博士に捕まり、命をコッペリアへ移し替えるように怪しげな魔術をかけられます。
すると本当にコッペリアが動き出したのでビックリ!
しかしそれはスワニルダが人形のフリをしただけでしたので、博士を置いてフランツと共に逃げ出します。
そして二人は後日めでたく結ばれるのでした。
- 動画で鑑賞♪全幕『コッペリア』
- バレエ『コッペリア』公演背景
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全3幕。1870年のパリ・オペラ座バレエ団で初めて舞台に登場したバレエ作品です。
ヒロインであるスワニルダの明るく可憐なヴァリエーションはローザンヌ国際バレエコンクールをはじめとした
多くのバレエコンクールでも課題として踊られるので有名ですね。
原振り付けはアルチュール・サン=レオン。音楽はレオ・ドリーブ。1幕目ではポーランドのマズルカ、ハンガリーのチャルダッシュ、
2幕目ではスペインのボレロ、ジーグと民族音楽をふんだんにアレンジしてバレエに取り入れています。
オペラ座バレエ団では1958年までフランツ役は容姿端麗な女性ダンサーが男性に扮して踊る慣習がありました。
No.09「コッペリア」オーストラリア・オペラ座バレエ団
|おススメ度★★★|子供と一緒に鑑賞★★★|
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